抜け毛の本数は男の場合、一日で100本とされています。100本以内なら正常な抜け毛の量とも言えますが、あくまでも目安と考えましょう。
本数ではなく髪の総本数の0.1%以内が正常の抜け毛の範囲になります。ですが、自分の髪の総本数は把握できません。
抜けた毛の本数でハゲかどうかの判断は難しいので、抜けた髪の状態で判断するのが正しいです。
抜けた髪が細かったり短かったりしたら薄毛になっている可能性があります。昔よりもあきらかに抜け毛の量が増えたと感じているのなら、まずはAGA(男性型脱毛症)の発症の有無を判断していきましょう。なぜなら
- AGAであるかどうかで行うべき薄毛対策が違う
- 早期に対策をするほど効果が発揮されやすい
- 適切な対策をから抜け毛を予防できる
などのメリットがあります。ですから
- 一日で抜ける髪の本数が多い
- シャンプー時の抜け毛の量が多い
- このままハゲるのではないかと思うと不安
と悩んでいるのなら、まずはAGAの発症の判断をしていきましょう。悩むだけで何もしないでいても、抜け毛の量は少なくなりません。
抜け毛の量が増えたと感じたときが薄毛対策をスタートさせるときです。
※まずは自分がAGAであるのかの判断が重要です
男の抜け毛は一日に100本。でも本数だけ安心しては危険
日本人の平均として、髪の毛は1日に約100本抜けているとされています。ですので、単純に考えれば100本以内の抜け毛ならば正常の範囲と言えます。
100本と聞くと「多い」とビックリされるかもしれません。
ですが、日本人の髪の量の平均が10万本とされており、100本ならば全体の0.1%ですので、そこまで多い本数ではありません。
自分の髪の総本数で判断するべき
自分の髪の量の0.1%の範囲のならば、正常の抜け毛の本数と考えましょう。つまり10万本ある人なら100本、50万本ある人なら50本で正常です。
自分の髪の総本数で、正常な抜け毛の本数も変わっていきます。
ですが、自分の髪の総本数を正確に知ることはできませんので、抜け毛の本数だけでは多いのか少ないのかの判断は難しいです。
シャンプー時の抜け毛が70本以上なら要注意
生活をしていて、1日の時間内のどこで抜けたのかもわかりませんよね。寝ているとき、くしで髪をとかしたとき、シャンプー時、何気に髪を触ったときなど、様々なシーンで髪は抜けていきます。
1日でどれだけの抜け毛があったのかを知るのも、また難しいことです。
ですので、シャンプー時の抜け毛の量を目安にしてみましょう。1日の抜け毛のうち、シャンプー時には30~60本は抜けています。
70本以上抜けているのなら、抜け毛の量は多いとも判断できます。ですが、結局は自分の髪の総数のうち、何%抜けたのが重要ですから、あくまでも目安の本数として考えてください。
季節によっても抜け毛の本数は変わる
人間には換毛期はありませんが、季節によって抜け毛の量には違いがあります。夏のダメージを受けた影響は秋以降に、春先のストレスから春に抜け毛が増加しやすいです。
夏に紫外線や汗などで頭皮に悪影響を受けたのなら、秋に一時的抜け毛が増える傾向がありますから秋には100本以上抜けてしまうこともあります。
季節による抜け毛の変化については下記の記事もご参考になさってください。

抜け毛が増える原因の判断方法
抜け毛が増える原因は一つだけでなく複数あります。また一つだけの原因だけで抜け毛が増えるのではなく、複数要因が重なってハゲは進行していきます。
自分がどの原因で抜け毛が増えているのかを見極めて薄毛対策を行なわないといけません。
本数よりも抜け毛の状態で判断
抜け毛の本数でハゲなのかどうか判断するのは難しいですので、抜けた毛の状態を見て判断しましょう。
- 毛の状態
- 毛根の状態
抜けた毛が細い・短いのなら薄毛になっている可能性があります。本来ならば、まだ成長するはずの毛が細く短いまま成長しきれずに抜けてしまっていると考えられます。
また、以前より明らかに抜け毛が増えているときも注意してください。
毛根の形からも判断
抜けた毛の毛根が白い色をしていて、丸みがありプックリとしていれば正常に抜けた毛です。
ですが、
- 毛根の色が白でなはく濁っている
- 黒っぽい色をしている
- 形が先細りしている
- ギザギザになっている
などの形をしているのならば、頭皮や毛穴に何かしらのトラブルが起きている可能性があります。
抜け毛の状態や毛根の状態から薄毛の傾向を感じたのなら、AGA(男性型脱毛症)の発症の判断をしていきましょう。
というのも、AGAを発症しているのか、していないのかで取るべき対策が変わってくるためです。より効果を発揮できる薄毛対策を行うためにもAGAの判断は早めに行っていきましょう。
詳細は後述する【まずはAGAの発症を判断する】をご参考になさってください。
抜け毛が増えたときの対策
シャンプーを変更し抜け毛を防ぐ
使っているシャンプーをアミノ酸系や育毛系のシャンプーに変更し、髪を育てる土台作りをしていきましょう。
洗浄力の高すぎるシャンプーだと頭皮は乾燥し、洗浄力が弱いと汚れを落としきれず、どちらの場合も抜け毛が増える原因となります。
ですので、頭皮を乾燥から守りつつも、しっかりと汚れを落とせるシャンプーに変更し頭皮環境が整えていきましょう。
シャンプーだけが原因でハゲになるとは考えにくいですが、シャンプーの変更で頭皮の環境を改善することである程度の抜け毛は防げます。
育毛剤で抜け毛を予防する
育毛剤には、髪を育てることで抜け毛の予防・発毛促進、さらには血行促進の効果があります。今ある髪を守り育てるのが育毛剤の働きですので、抜け毛対策としては最適なアイテムです。
抜け毛予防として使うのであれば、育毛や発毛促進に特化した育毛剤を選んでください。
AGA(男性型脱毛症)ならば治療を開始
AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症ですので、治療を開始しないと抜け毛の量は増加し、薄毛の症状は進行していきます。
AGAを発症しているのであれば、セルフケアなどの対策では症状を抑えることはできても改善はできません。
ですが、AGAの治療には個人の症状に合わせた薬を用いますので、薄毛対策としての効果は高いです。
まずはAGAの発症を判断する
AGAの治療を開始する前に、自分がAGAを発症しているのかを判断していきましょう。
ただし、AGAの発症には明確な基準がないため自己判断は難しいのが現状です。正確に判断するには、薄毛専門の医師から診断を受けることが最も確実であり正確です。
AGAでなければセルフケアで薄毛対策を行い、AGAであれば治療を開始していきましょう。
まずは薄毛専門のクリニックの医師に自分の髪の状態を相談してみてください。
※まずは自分がAGAであるかを知るのが大事です
抜け毛の本数で判断せずに毛の状態を確認すべし!
平均として男性の場合、抜け毛は一日に100本は抜けているとされています。ですが、100本なら大丈夫とは言えません。
抜けた毛の状態が細くて短い、毛根の形がいびつ、色が白でないなどから薄毛になっているかの判断をしなくてはいけません。
抜け毛の本数が少ないとしても、薄毛の傾向を感じたのなら要注意です。そもそも抜け毛の量が気になっている時点で、以前よりも本数が増えていると考えられます。
抜け毛の本数が気になり薄毛の前兆にあてはまるのであれば、まずはAGA発症の判断をしていきましょう。
AGAでなれければセルフケアでの対策を開始し、AGAであればクリックなどで治療を開始してください。
抜け毛の本数が気になりだした時点で、何かしらの薄毛対策に動きだしていきましょう