枕につく抜け毛がどれくらいあればハゲとなるのか、また寝ている間に毛が抜ける原因や対策などを解説しています。
枕の抜け毛はどれくらいでハゲなのかの基準
朝起きて枕につく抜け毛の本数が、10本以内ならハゲの心配はないと言えます。
10~20本であればハゲの予兆、20本以上であればすでにハゲの症状がでていると言えるでしょう。
ただし、枕の抜け毛の本数だけでは正確にはハゲであるかどうかは判断できません。
枕の抜け毛の本数が気になりだしたのなら、他の状況からもハゲかどうかの判断をしていきましょう。
季節によっては心配なし
枕につく抜け毛が急に増えるときは、季節が原因の場合もあります。
抜け毛が増えやすい季節としては、春(3月~5月)と秋(9月~11月)があります。
春と秋の時期では、普段よりも抜け毛の量が増えますので、枕の抜け毛の本数も増える傾向になります。
春と秋にだけ枕に抜け毛が増えているのであれば、自然の抜け毛と考えられ、中には20~30本が抜けるケースもあります。
春と秋の季節が変わっても、枕に付く抜け毛の量が変わらないのであれば、別の原因で抜け毛が増えていると考えていきましょう。
枕の抜け毛からハゲかどうかの見分け方
抜け毛の本数で判断できない
髪の毛は平均で1日約100本抜けていますが、問題なく抜ける毛は外部の刺激によって抜けていきます。
1日の抜け毛のうちシャンプー時に約60~80本、ドライヤー時にも10本~20本が抜けるとされています。
就寝中も枕との摩擦により髪は抜け落ちますので、1日の抜け毛の本数から考えても10本以内であれば問題はありません。
ですが、本数での基準はあくまでも目安にしかすぎません。抜け毛の量は、もともとの髪の総本数から判断すべきであるためです。
100万本髪の毛がある人と、10万本髪の毛がある人では、枕に残る抜け毛が10本以内であっても抜け毛の深刻度は違います。
そのため、枕に残る抜け毛が気になり出したのなら、抜け毛の状況などからもハゲであるかを確認していきましょう。
抜け毛の状態をチェック
枕の抜け毛が細くて短い毛が多く見られるのであれば、ハゲの傾向があるといえます。
ハゲの症状により、髪が成長しきれずに細く短いまま抜けている可能性があります。
本来なら太く長く育つはずの髪が、ハゲの症状により太く成長できずにいるためと考えられます。
生え際・つむじの髪の状態をチェック
生え際が以前より後退している、つむじが大きくなったなど、つむじや生え際にハゲの症状が出ていないかをチェックしてみましょう。
ハゲ、特にAGA(男性型脱毛症)の症状は、生え際やつむじ周辺にでやすいとされています。
枕の抜け毛に加えて、生え際やつむじ周辺にハゲの傾向を感じたのなら、すでにAGAを発症している可能性もあります。
枕に抜け毛がつく原因と対策
枕との摩擦で髪は抜ける
寝ているときに頭皮と枕の摩擦が起こり髪の毛が抜け、枕に抜け毛が付きます。
枕の素材や頭の形にあっていない枕を使用すると、摩擦力が上がり抜け毛が増える場合もあります。
枕の素材によっては静電気を発生しやすく、静電気が刺激となりますます抜け毛が増加してしまいます。
タオル生地などの枕カバーでは摩擦も大きくなり、シルク製の枕カバーだと摩擦が起きにくいです。
枕との摩擦を軽減するために、使われている素材や、頭の形にあう枕に変更していきましょう。
髪を乾かさずに寝ている
シャンプー後に髪をしっかりと乾かさずに半乾きに状態で寝てしまうと抜け毛が増えてしまいます。
髪が濡れているとキューティクルは開いた状態であるため、少しの摩擦でも髪が切れやすくなるためです。
また、髪が濡れた状態だと頭皮に雑菌が繁殖しやすく、頭皮トラブルの原因ともなります。
頭皮にトラブルがあると、髪に栄養を十分に運べなくなるため薄毛の原因となります。
寝る前にシャンプーをしたときは、しっかりと髪を乾かしてから寝るようにしましょう。
シャンプーせずに寝たため
1日の抜け毛のうち、寿命を終えて抜ける毛は外部の刺激によって抜け落ちますが、ほとんどはシャンプー時に抜けます。
シャンプーをしないで寝ると、本来であればシャンプー時に抜けるはずの毛が抜けずに就寝中に抜けていきます。
シャンプーをしなくて寝たときだけ、枕につく抜け毛が多いのであれば、そこまでハゲの心配をする必要はありません。
不衛生な枕カバー
枕カバーをずっと洗わずに不衛生なまま使い続けていると、抜け毛の原因となります。
人は寝ているときにでも汗をかいています。個人差はありますが、コップ1杯分の汗を寝ているときにかいているとされています。
当然頭にも汗をかき、枕カバーに汗が染み込んでいます。
毎日に汗が染み込んだ枕カバーを洗濯をせずに使い続けると、雑菌が増殖しやすくなります。
雑菌が増殖した枕カバーで寝続けることで、頭皮トラブルの原因となり抜け毛の原因となっていきます。
こまめに枕カバーを洗濯する・枕を天日干しにするなど、枕を清潔な状態に保っていきましょう。
歳を取ると枕の抜け毛も増えていく
人は歳を重ねるごとに髪が細くなっていきます。
細い髪は、簡単刺激でも抜けやすくなるため、年齢が上がるにつれ枕に付く抜け毛も増える傾向があります。
「歳を取ったらから仕方がない」と何も対策をしないのではなく、薄毛対策を行って抜け毛を予防していきましょう。
AGA(男性型脱毛症)を発症している
AGA(男性型脱毛症)を発症すると、髪は細くなり抜け毛が増えハゲが進行していきます。
以前は枕の抜け毛が気にならなかったのに、最近になる抜け毛が付き始めたのならAGAの発症も疑われます。
AGAであった場合はセルフケアでの改善は難しく、症状の改善のためにはクリックなどで治療を行なわないといけません。
まずは自分がAGAなのかの確認が大事
- 枕につく抜け毛が増えてきた
- つむじや生え際にハゲの傾向がある
- 抜け毛の状態が細くて短い
という男性の方であれば、すでにAGA(男性型脱毛症)を発症している可能性がありますので、早期のうちに薄毛専門のクリニックでAGA発症の有無を判断していきましょう。
AGAは進行性の脱毛症のため、セルフケアなどの対策ではハゲの症状は改善できず、最悪の場合は治療の効果も見込めなくなるほどハゲてしまいます。
早期のうちにAGAの確認をしておくメリットとしては、
- 早期に対策を開始するほど効果も発揮されやすい
- 医学的根拠のある治療を受けられる
- 自分の症状に合わせた治療ができる
などがあります。
ですので、あなたが
- 枕につく抜け毛が増えてハゲそうで不安
- お風呂での抜け毛も増えている
- でも、ハゲたくない
と悩んでいるのであれば、ハゲを進行させないためにも早々に薄毛対策に動きだしていきましょう。
AGAであるかどうかに明確な基準はなく、自分で判断すると間違ってしまう可能性も高いです。
間違った判断で対策をしないでいると気が付いたときにはハゲの症状が進んでいたということも考えられます。
正確に判断するためにも最終判断は薄毛専門の医師から判断してもらいましょう。
今ではオンラインからでも診察が可能なクリニックもありますので、まずは気楽に自分の髪の状態を相談することから始めていきましょう。
※ハゲの傾向がない人は確認する必要はありません
枕につく抜け毛はどれくらいでハゲかは判断できない
枕につく抜け毛の本数だけでは、ハゲかどうかは正確には判断できません。
目安としては10本以内であれば心配する必要は少なく、20本以上からハゲの傾向があると言えます。
枕の抜け毛が気になったときは、抜け毛の状態が細くて短くないかを確認しましょう。細くて短い抜け毛が多いのであれば、ハゲになっている可能性があります。
男性であれば、AGAを発症が原因で枕に抜け毛がついているのであれば、対策をしないとハゲの症状は進んでいきます。
まずは自分がAGAを発症してないのかを正確に判断し、自分の症状に合わせた薄毛対策を行っていきましょう。