みんな大好きヤクルト!子どものころから飲んでいて、大人になっても毎日飲んでいる方も多いですよね。
ですが「ヤクルトを飲むと太る」という噂も聞きます。逆に「ヤクルトでダイエットできる」という噂もあります。
ヤクルトを飲むと太るのか?それともダイエットに効果があるのか?どっちが正しいのかなどをまとめました。
ヤクルトで「太る」の真実
結論から言えば、ヤクルトを飲んだからといって太ることはありません。
ヤクルト1本65mlで、カロリーはたったの50kcalです。※ヤクルトの種類によってカロリーや容量は違います。
50kcalですから、ヤクルトを1本飲んだだけで「太る」とは考えにくいです。
ですが、ヤクルトを3本飲めば150kcalになり、約ごはん1杯分と同じカロリーです。いくら小さくて飲みやすいからといって、1日で何本も飲むと摂取カロリーも増えます。
1日の必要摂取カロリーを越えて、ヤクルトを飲むとカロリーオーバーになります。摂取カロリーが増えれば、当然太ります。
一般的な1日の摂取カロリーの目安は、大人の男性で1850~2300kcal。女性で1500~1800kcalです。
ヤクルトを飲んだから「太る」のではなく、飲みすぎて摂取カロリーがオーバーして太ってしまうのです。
砂糖の量が多い2つの理由
ヤクルト1本には、角砂糖2個分程度、スティックシュガー約2.5本分の砂糖が使用されています。
砂糖の量だけ聞くと「多い」と感じてしまいますね。角砂糖2~3個分は、シュークリームや大福1個に使用されている砂糖の量と同じくらいです。
砂糖の量を考えると、ヤクルトの小さな1本にかなりの量の砂糖が使われていることがわかります。では、なぜそんなに甘くしてしまうのでしょうか?
乳酸菌の栄養のため
ヤクルトに砂糖を使う理由は、主に2つあります。ヤクルトには乳酸菌シロタ株が配合されています。乳酸菌がヤクルトの特徴ですよね。
実は砂糖は、乳酸菌成分の栄養になるのです。生きたまま腸までしっかりと乳酸菌を届けるためには、どうしても砂糖が必要になります。
飲みやすくするため
砂糖を使う2つ目の理由は、乳酸の酸味を和らげ飲みやすくするためです。
乳酸菌シロタ株は、糖を分解して善玉菌のエネルギーとなる乳酸を作り出します。甘味となる何かを加えないと、酸味が強すぎて飲みにくいんです。
砂糖は、栄養のためにも、美味しく味わうためにも、ヤクルトには必須の調味料なんです。
砂糖の量だけを考えると、ヤクルトを1日に何本も飲んでしまうと太ってしまうと安易に想像できますね。
ヤクルトだけでダイエットはできない
ヤクルトでダイエットができる理由は、飲むことで腸内環境を整える効果が期待できるためです。
「ヤクルトだけを飲んでいたら痩せる」と勘違いされている方がいますが、ヤクルトだけでダイエットはできません。
最近では、ヤクルトとミルミルを飲みあわせてダイエットできるとも話題になっていますよね。
ヤクルトを飲むことで腸活ができて、結果的にダイエットの手助けになることはあります。でも、ヤクルトだけを飲んで痩せられるわけではありません。
食生活の改善や適度な運動をして、プラスでヤクルトを飲む。ヤクルトをダイエット中に飲むのなら「痩せることをサポートしてくれるもの」と考えて飲んでいきましょう。
もちろん、腸活を行うのはダイエットにも健康にも良いことですよ。
太らない飲み方。毎日1本を守って
ヤクルトだけを飲んだからといって「太る」ことはありませんが、飲みすぎると太る原因になります。
基本は1日1本です。1日1本なら、ヤクルトが原因で太るとは考えにくいです。毎日ヤクルトを飲んだからといって、太ることはありません。
ですが、毎日2本・3本も飲んでいれば、摂取カロリーオーバーとなり太る原因になります。ヤクルトを毎日多めの本数飲んだからといってダイエットになるわけでもありません。
ヤクルトを飲んだ分のカロリーが気になるのなら、飲んだ分のカロリーを他の食事で調整しましょう。間食を減らす、飲んだ分を運動で消費するなどしていきましょう。
寝る前に飲むと太る?心配なら就寝2時間前までに飲んで
1本のカロリーが少ないので、寝る前にヤクルトを飲んでも太る原因にはなりにくいです。
ですが、糖分や脂質を含んでいますので、寝る直前に飲むと胃や腸に負担は多少かかります。
寝る前にヤクルトを飲んだとしたら、歯磨きを忘れずに行いましょう。太ることも心配ですが、虫歯のリスクの方が高いです。
それでも太ることが心配なら、就寝時間の2時間前に飲んでおけば安心です。
ヤクルトの種類。太りにくいものを選んで飲もう
ヤクルトにはたくさん種類があります。飲むヤクルトによってカロリーが変わってきます。
種類 | カロリー |
---|---|
ヤクルト1000 | 63kcal |
ヤクルト400 | 62kcal |
ヤクルト400L | 43kcal |
ヤクルト400W | 47kcal |
シンバイオティクスヤクルトW | 52kcal |
Newヤクルトカロリーハーフ | 25kcal |
Newヤクルト | 50kcal |
毎日飲むヤクルト365 | 56kcal |
ヤクルトファイブ | 38kcal |
ヤクルトで、1番カロリーが少ないのはNewヤクルトカロリーハーフです。カロリーが気になる方は、控えめなヤクルトを選んで飲むのもおすすめです。
ヤクルトの飲み方Q&A
Q.1日何本飲むの?
基本は1日1本が目安です。毎日1本ずつ飲むのを継続することで、腸内菌バランスを整えてくれる効果が期待できます。
美味しいので飲みすぎると、その分摂取カロリーも増えますので注意しましょう。毎日何本もヤクルトを飲んだからといって痩せるわけではありません。
Q.いつ飲むのがいいの?
ヤクルトは基本的にいつ飲んでもOKです。飲むタイミングよりも、毎日1本習慣化して飲むのが大切です。
いつ飲んでもOKですが、おすすめは「食後」です。胃が空っぽの状態でヤクルトを飲むと、胃酸で乳酸菌が死滅してしまいます。
胃酸から乳酸菌を守るためにも、食後にヤクルトを飲むのがおすすめです。
Q.凍らせて飲んでもいいの?
ヤクルトを凍らせるとちょっとしたアイス感覚で食べられるので、凍らせて飲んでいる人もいますよね。
絶対にNGではありませんが、おすすめはできません。
凍らせると内用液が膨張して容器が破損し液漏れする可能性があるためです。公式サイトの方ではおすすめできないと言っています。なって
また温めて飲むという飲み方ですが、基本は常温が一番おすすめです。
Q.温めて飲んでもいいの?
温めて温度が高くなると、ヤクルトの菌の数が減ってしまいます。乳酸菌は、温度のコントロールが非常に難しいので、温めて飲むのはおすすめできません。
飲む少し前に冷蔵庫から出して常温に戻してから飲むのがベストです。
【まとめ】ヤクルトを飲んだから太るわけじゃない
ヤクルトを飲んだからと言って「太る」原因にはなりません。ただし、飲む量は1日1本です。飲む量を間違えなければ、毎日飲んでも太りません。
ヤクルトでダイエットをしたい場合も決して飲む量を間違えないこと!たくさん飲んだからといって痩せるわけでも、ヤクルトだけで痩せるわけでもありません。
乳酸菌の力で、腸活ができダイエットのサポートをしてくれるものと考えておきましょう。