牡蠣で鍋をすることが楽しみだけど、ノロウイルスや食あたりが心配ですよね。
「鍋には何分加熱したらいい?」と気になりますが、加熱しすぎると、しわしわに縮んで美味しくなくなります。
安心して、それでいて美味しく食べられる時間をまとめました。美味しく牡蠣鍋を食べる参考にしてくださいね。
牡蠣で鍋をする時の加熱時間。安全に食べるための煮る時間
鍋で牡蠣を加熱する時は、沸騰した状態で90秒以上の加熱が目安です。
牡蠣などの二枚貝はノロウイルスに汚染されやすい貝です。牡蠣を食べてあたったことがある人のほとんどはノロウイルスが原因と考えれられます。
ノロウイルスと聞くと恐いイメージがありますが、加熱処理すれば恐れることはありません。
85~90℃以上で90秒加熱することで、ノロウイルスを無効化させることができますので安心してください。
加熱時間は何分?茹で時間の目安
90℃以上の鍋に90秒以上の加熱でOKですが、注意点もあります。
鍋が沸騰した状態、もしくは沸騰直前の鍋に牡蠣を入れて3分の加熱を目安としてください。
注意点は、牡蠣を鍋に入れてから沸騰した状態で3分です。牡蠣を入れてから3分ではないので注意!
冷蔵庫で保管していた牡蠣や、冷凍していた牡蠣なら、中まで火が通るには時間もかかります。
牡蠣の中心部分まで90℃になるまで、目安として3分はかかると思っておきましょう。
牡蠣を鍋に入れるタイミング
牡蠣を入れるタイミングは、鍋が沸騰してから、もしくは沸騰直前の温度になってからです。
牡蠣を早く入れすぎると、しわしわに縮んでしまい美味しくなくなります。また、出汁の味も生臭くなります。
他の具材が煮えて、鍋を食べる状態になってから牡蠣を入れるようにしましょう。
牡蠣を食べるタイミング
鍋でずっと牡蠣を似ていると、固くなってまずくなってしまいます。なので、沸騰した鍋に2~3分いれたら早め食べるようにしましょう。
とはいえ、加熱しなくてはいけない時間もありますので、美味しく食べる時間との見極めが難しいところです。
生食用と加熱用の違いは?鍋にはやっぱり加熱用
生食用は、牡蠣を録ってかキレイな牡蠣にするために浄化作業をします。簡単に言えば、無菌化した海水に2~3日入れて減菌処理を行います。
2~3日海水に入れられますので、牡蠣が痩せてしまい、水っぽくなる原因にもなります。生食用と聞くと新鮮なイメージがありますが、そうではないんですね。
生食用の牡蠣だからといって、火を通したらダメなわけでもありません。
加熱用は主に養殖の牡蠣が多いです。栄養分が豊富な海域で養殖されることが多いので、大ぶりで味も濃厚な牡蠣になります。
ですが、加熱用は生では食べてはいけません。必ず火を通した状態で食べるようにしましょう。
牡蠣が縮むのを防ぐ茹で方
ボウルに牡蠣を入れて、塩と片栗粉を入れ軽く混ぜていきます。この時は牡蠣を揉んだりしないように注意。
水(約400cc)を加えて、やさしく混ぜて牡蠣の汚れを落としていきます。水を捨てて、きれいな水で牡蠣をすすぎます。
キッチンペーパーで牡蠣の水分を優しく拭き取ります。片栗粉を軽く牡蠣にまぶしておきます。
以上の下処理をするだけで、しわしわに縮むのを防ぐことができます。
しわしわになるのを防ぐだけじゃなく、ぷりぷりの牡蠣になって、もっとおいしくなります。
加熱時間以外の注意点!
「しっかり加熱していたのに牡蠣にあたった」という人もいるはずです。
加熱もバッチリの牡蠣を食べたのにあたった場合は、鍋の牡蠣が原因ではありません。
買ってきた牡蠣に汚染されたまな板、包丁、お皿、お箸などからノロウイルスにかかったと考えられます。
せっかくきちんと加熱しているのに、他のお皿などからうつっては意味がありません。
なので、牡蠣をおいていたお皿やお箸などの処理には十分に気をつけましょう。