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藍色の意味。日本の伝統色は歴史も古かった

日本の伝統色「藍色」の意味や種類などをまとめました。身近な色である「藍色」は案外知らないことばかりでした。

日本の伝統色「藍色」の意味

「藍色」の名前の由来は染料の「藍」から名付けられています。

藍で染めた色に、少量の黄色の染料を加え若干緑ががった色を「藍色」と言います。

「藍色」に染めるために使われる「藍」は、古くは紀元前3世紀ころには使われていた植物染料です。麻や木綿でも良く染まり、防虫や防腐の効果もあるため多く用いられてきました。

防虫効果もあることから、庶民から身分の高い人でも幅広く使われてきた色が「藍色」です。

藍色は「ジャパンブルー」とも呼ばれています。明治時代に来日したイギリス人が藍色の美しさを「ジャパンブルー」と表現したことが始まりです。

日本の七色の虹の色の1つにも、藍色が含まれていることからも、日本では親しみのある色の1つです。

サムライブルーは「藍色」だった

藍色は今ではサッカー日本代表のチームカラーとしても使われています。

サッカーのサムライブルーとも呼ばれるチームカラーは「青色」と勘違いしている人も多いのですが、正しくは「藍色」なんですよ。

より深い濃い藍色である「褐色(かちいろ)は藍染めの過程から「勝色」として武士が戦に勝つために身につけるようになった色です。

勝利への験担ぎの意味もあり、サッカー日本代表のチームカラーとして「藍色」が使われています。

藍色と似た色

「藍色」と似ている色としては、インクブルー、青、青紫、紺色などがあります。

藍色の種類

藍色には染める過程によって、色の段階があります。甕覗、浅葱色、納戸色、縹色、濃藍、紺色、褐色と分別できます。

英語での「藍色」

英語で藍色は「indigo blue(インディゴ・ブルー)」と言います。