頭皮の匂いや髪のベタつき、汚れが気になるけどシャンプーできないときは、ベビーパウダーでドライシャンプーができます。
災害時や、病気のときなど、お湯や水がないときなど、どうしてもシャンプーができないときにベビーパウダーが使えます。
ベビーパウダーを使って洗髪する方法や効果などをまとめました。
ベビーパウダーでの洗髪のやり方
ベビーパウダーを頭皮に付ける前に、クシで髪の毛を溶かすのがポイントです。
ブラッシングをすることで、髪に付着したホコリや汚れをある程度取り除けます。
また、髪のほつれを戻すことでドライシャンプーで汚れも落としやすくするためです。
ベビーパウダーをティースプーン1杯程度を目安に手に取ったら、マッサージするように頭皮に揉み込んでいきます。
頭皮に付けたら、クシで粉っぽさがなくなるまで髪をとかしていきます。
洗髪の注意点
ベビーパウダーで洗髪した後に「粉っぽさが気になる」などの理由でタオルで拭き取ろうとする人もいます。
タオルで拭き取る場合、濡れたタオルで拭き取るのはNGです。髪や頭皮に付いたベビーパウダーを、濡れたタオルで取ってしまうことになります。
頭皮や髪にベビーパウダーが残っていないと、ドライシャンプーをした意味がありません。
付ける量を間違えたり、どうしても粉っぽさが気になる時は、必ず「乾いたタオル」で余分なベビーパウダーを取り除くようにしましょう。
また、ドライシャンプーをするときに、粉を吸い込まないように注意しましょう。
ベビーパウダーで洗髪する3つのメリット
1.シャンプーできないときに活躍
ベビーパウダーでの洗髪では水を使いません。ですので、災害時・病気のとき・介護中・キャンプなどでもシャンプーができます。
いつでもどこでも、水を使わずに髪や頭皮をキレイにできるメリットがあります。
「前髪のベタつきが気になる」といったちょっとしたシーンでも、ベビーパウダーは活躍してくれます。
2.頭皮つまりや髪の匂いを防ぐ
ベビーパウダーに使用されている成分「タルク」と「コーンスターチ」は余分な水分や皮脂を吸収する効果があります。
そのため、ベビーパウダーでドライシャンプーをすると、頭皮の皮脂を吸収しベタつきを防ぎ、髪をサラサラにしてくれます。
皮脂や汚れを除去することで、髪の匂いも軽減してくれます。
頭皮のつまりを予防しますから、頭皮トラブルの予防にもなります。頭皮のつまりをなくすことは、薄毛やハゲ予防にも繋がります。
ベタつきがなくなると、髪もふんわりしてボリュームがでます。
ただ、ベビーパウダーを付けすぎると、毛穴を塞ぐことにもなりますので注意が必要です。
ベビーパウダーでの洗髪は、あくまでもシャンプーができないとき、皮脂が気になったときに限定して使うのがおすすめです。
3.髪の静電気を防ぐ
ベビパウダーには、摩擦を防ぐ効果があります。静電気が起こる原因の一つが、髪の毛の摩擦によるものです。
髪の毛にベビーパウダーを付けてクシで溶かすと、静電気を抑えることができます。
髪の毛に静電気が起きたままにしておくと、抜け毛や切れ毛などのトラブルに発展します。ベビーパウダーで静電気を抑えることが、髪からダメージを予防することにもつながります。
【デメリット】毎日使うのは不向き
ベビーパウダーでの洗髪の効果はあるにしても、毎日のシャンプーの変わりには向いていません。
やはり泡立つシャンプーや洗い流すタイプのシャンプーでないと、毛穴のつまりや皮脂、汚れは落とせません。
ベビーパウダーでの洗髪では、洗浄力は弱いです。
シャンプーの変わりに使うのではなく、普段のシャンプーと併用していくのがおすすめです。