お風呂で髪の毛が大量に抜ける理由や、抜けても大丈夫な本数、抜け毛を減らすお風呂の入り方などを解説してます。
お風呂で髪の毛が大量に抜けるとハゲ確定なのか
お風呂で髪の毛が抜けるときに考えられる理由としては、お風呂の温度が高すぎる、使っているシャンプーがあっていない、AGA(男性型脱毛症)を発症しているなどが考えられます。
お風呂の温度は38度ほどにし、洗浄力の強すぎるシャンプーを避けて頭皮を乾燥から守っていきましょう。
大量と言える抜け毛の本数
お風呂での抜け毛が大量といっても、どのくらいの本数が抜けたら薄毛と言えるのかについての明確な基準はありません。
日本人の1日の平均の抜け毛は約100本とされており、お風呂、つまりシャンプーのときに60~80本が抜けます。
さらに、ドライヤー時にも10~20本は抜けますので、1日に抜ける毛の本数のほとんどがお風呂で抜けていることになります。
ですので、お風呂での抜く毛が60~80本ならば正常の範囲での抜け毛と言えます。
抜ける毛の本数だけでは判断できない
お風呂での抜け毛が60~80本ならば、通常の抜け毛の範囲と言えますが抜けても安心な本数は人によって違います。
1日に100本の抜け毛があるのは、あくまでも日本人の平均での本数です。
日本人の髪の総本数の平均が10万本あるとされており、その0.1%が毎日抜け毛として抜けています。
ですから、髪の毛が50万本の人が1日に100本抜け毛があると抜けすぎな状態といえます。
正確に自分の髪が何本あるかは判断できませんので、枕に付く抜け毛が何本だから大丈夫とは厳密には言えません。
お風呂で大量に抜けると感じているのなら、他の点からもハゲかどうかの確認をしていきましょう。
本当にしっかりと見極めるのなら本数ではなく抜け毛の状態から判断する必要があります。
抜け毛を減らすお風呂の入り方
ブラッシング
洗う前にブラッシングをして、絡まった髪をとかしていきましょう。
毛が絡まったままだと、シャンプーの刺激で抜けなくてもよい髪まで一緒に抜けてしまいます。
髪をとかすときは、細かいブラシでなく目が荒めのクシを選ぶようにしてください。
また、シャンプー前にブラッシングをするとホコリや汚れも落とせるため、シャンプーの泡立ちも良くなります。
予洗いをする
シャンプー液を付ける前に、シャワーなどで髪をしっかりと濡らし予洗いをしていきましょう。
予洗いをするだけで、髪の汚れの約7割を落とすことができます。
予洗いをせずにいきなりシャンプーをすると、皮脂や汚れに邪魔をされ泡立ちが悪くなり、頭皮などをしっかりと洗えなくなってしまいます。
時間にして約1分はしっかりと予洗いをして汚れを落としていきましょう。
泡立てたシャンプー液で洗う
シャンプー液を直接髪や頭皮に付けるのではなく、手で泡立ててから髪を洗っていきましょう。
洗うときは爪を立てる・ゴシゴシ擦るのではなく、指の腹を使って優しく揉み込むように洗っていきましょう。
しっかりとすすぐ
シャンプー液が髪や頭皮に残ったままだと毛穴詰まりの原因にもなりますので、しっかりとすすいでいきましょう。
泡がなくなったからといってすぐにすすぎをやめるのではなく、頭皮の毛穴に残ったシャンプー液も洗い流してください。
タオルドライをしっかりと
ドライヤーを使う前にタオルでしっかりと水分を取り除いていきましょう。
ただし、タオルでゴシゴシと擦ると抜けなくても良い髪まで抜いてしまいますので、やさしく髪を包み込むようん拭いていってください。
タオルドライをしっかりするのとしないとでは、ドライヤー時の髪のダメージが違います。
自然乾燥せずにドライヤーで乾かす
ドライヤーの熱や風のダメージが気になるからといって自然乾燥をしては、逆に抜け毛を増やしてしまいます。
頭皮に湿気が残り雑菌が増殖しやすい・頭皮が乾燥しやすいなどの理由があるためです。
お風呂に入ったらドライヤーを使ってしっかりと髪を乾かしていきましょう。
ドライヤーをあてるときは、髪から20~30センチは離す・同じ箇所に当て続けないようにしてください。
シャンプーやドライヤーの当て方で、ある程度の抜け毛の本数を減らすことができます。
なお、ドライヤー時での危険な抜け毛の本数については、下記の記事をご参考になさってください。
お風呂で抜け毛が増える原因
久しぶりに髪の毛を洗ったとき
シャンプーが2日ぶり、3日ぶりのときは、普段のシャンプーのときよりも抜け毛の本数は増加します。
久しぶりのシャンプーで抜け毛が増えるときは、基本は薄毛の心配はせずとも大丈夫です。
寿命を終えて抜ける毛は、外部の刺激によって抜けていきます。
1日の抜け毛のほとんどがシャンプー時に抜けていますので、シャンプーをしなかった日は抜け落ちずに残ったままになります。
2日に一回のシャンプーだと抜け毛が多くなるのは、2日分の洗髪時での抜け毛の本数となるため「いつもより抜け毛が多い」と感じやすいです。
シャンプーが合っていないとき
シャンプーの成分が自分の頭皮にあっていないとき、髪が細くなる・フケ・かゆみがでるなどのトラブルが起きる人もいます。
どの成分が髪を細くするというものではなく、何の成分が合わないかは本当に個人差があるとしか言えません。
シャンプーを変えて、明らかに髪が細くなった・痒みがでた・湿疹がでたなどの症状があれば、シャンプーの変更を行っていきましょう。
AGA(男性型脱毛症)を発症しているとき
- 昔よりもお風呂で抜ける毛が明らかに増えている
- 抜け毛の状態が細くて短い
- 生え際やつむじがハゲてきている
という方であれば、すでにAGAを発症している可能性があるため、早期にうちに薄毛専門のクリニックでAGA発症の判断をおこないましょう。
抜け毛の状態が細くて短いのであれば、AGAの症状により髪が成長できずにいる可能性があります。
AGAの発症の有無を早期のうちに行うメリットとしては
- 薄毛症状は早期に対策をするほど回復が期待できる
- ハゲが進むほどに回復が困難になる
- 自分の薄毛の症状にあわせた医学的根拠のある治療ができる
などがあります。
育毛剤などのセルフケアではAGAの進行を止めることはできませんが、AGA治療では発毛効果のある治療が可能です。
ですので、あなたが
- お風呂での抜け毛が多くてハゲそうで不安
- 昔よりも髪質が細く柔らかくなっている
- でも、ハゲたくない
と悩んでいるのなら、放置していても薄毛の進行は止められず、むしろ進む可能性が高いですので、早々にAGAの発症の有無を判断していきましょう。
しかしAGAであるかどうかに明確な基準はありませんので、正確に判断するためにも最終判断は薄毛専門の医師から判断してもらってください。
今ではオンラインからでも診察が可能なクリニックもありますので、まずは気楽に自分のおでこの状態を相談することから始めていきましょう。
※お風呂での抜け毛が気にならない人は相談する必要はありません
お風呂で髪の毛が大量に抜けるときのまとめ
お風呂で髪の毛が大量に抜けると不安なときは、まずは抜けている本数を確認してみましょう。
日本人の1日の抜け毛の本数から考えると、お風呂での抜け毛が60~80本なら平均の本数と言えます。
80本を超えてお風呂で髪の毛が抜けている・以前よりお風呂での抜け毛が増えた・抜け毛の状態が細くて短いのであれば、薄毛になっている可能性があります。
実際に生え際やつむじ周辺にハゲの傾向を感じているのであれば、早期のうちに薄毛対策を行っていきましょう。