ドライヤーでの抜け毛を多いと感じる理由や、抜け毛を防ぐドライヤーの当て方、薄毛の対策などを解説しています。
ドライヤーの抜け毛が多いと感じる理由
1日の抜け毛のうち、ほとんどの本数がシャンプーとドライヤーのときに抜けているため、抜け毛が多いと感じやすいです。
確かにドライヤーのかけかた次第では、抜け毛が増える原因となりますので、薄毛にならない正しいドライヤーの当て方をしていきましょう。
普通の抜け毛の本数
ドライヤーのときに抜ける本数が10~20本ならば、薄毛の可能性は低いと言えます。
髪の毛は1日約100本抜けるとされており、その内シャンプー時に60~80本抜けています。
さらにドライヤー時にも10本~20本抜けています。ですので、10~20本程度なら自然の抜け毛の本数と言えます。
ドライヤーの抜け毛が多いと感じたら、抜けた毛の状態も合わせて確認しておきましょう。
抜け毛の状態が細くて短い場合は、薄毛の症状により髪が細くなっている可能性もあります。
ドライヤーのかけ方の間違い
ドライヤーの熱が高すぎると、髪のキューティクルが破壊され髪が細くなります。
細くなった髪は、刺激に弱くなるため簡単に抜けてしまい、抜け毛が増える原因となってしまいます。
長年間違った方法でドライヤーを当て続けると、抜け毛も増えてしまう傾向がありますので、髪に負担のない正しいドライヤーの当て方をしていきましょう。
抜け毛を増やさないドライヤーの当て方
1.ブラッシングをしておく
濡れて絡まっている髪をブラッシングをしてほぐしておきましょう。
毛が絡まったままだと、ドライヤーの風の刺激で抜けなくてもよい髪まで一緒に抜けてしまいます。
髪をとかすときは、細かいブラシでなく目が荒めのクシを選ぶようにしてください。
2.タオルドライで水分をできるだけ減らす
ドライヤーでの熱ダメージを防ぐためにも、使用する前にタオルドライをして頭皮と髪の水分を少しでも減らしておきましょう。
ただし、タオルでゴシゴシと強く拭くと、髪や頭皮を傷めて抜け毛の原因となりますので、優しく頭皮や髪を押さえるように拭いていきましょう、
3.あてるときは距離を離す
ドライヤーをあてるときは、髪から30cmほど離し、同じ部分に当て続けないようにしましょう。
ドライヤーの熱が高すぎると、髪のキューティクルが破壊され髪が細くなります。
毎日のドライヤーで髪が細くなると、刺激に弱い毛が多く抜け毛が増える原因となってしまいます。
乾かすときは髪の根元から乾かしていきます。
髪の根元や頭皮が乾いていないと、雑菌が増殖しやすくなり、頭皮トラブルの原因となります。
4.冷風で熱を取る
髪が乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替え、頭皮や髪に残った熱を取っていきましょう。
熱が残ったままだと、汗をかく原因にもなり、また頭皮も乾燥する原因となります。
冷風をかけることで、髪のキューティクルを閉じることにもなり、毛を守ることにつながります。
自然乾燥は抜け毛を増やすだけ
ドライヤーの刺激で抜け毛が増えるからといって、自然乾燥にするとドライヤーよりも抜け毛が増えてしまう可能性が高いです。
自然乾燥だと、頭皮や髪が濡れている状態が長いため雑菌が増床しやすくなります。
雑菌が増殖すると、頭皮トラブルを起こしやすくなり、ふけやかゆみ、匂いの原因となります。
また、水分が蒸発するときに頭皮の乾燥を引き起こしてしまいます。
頭皮の環境に悪影響が及ぶと、髪に栄養を十分に運べなくなり抜け毛の原因となります。
さらに、濡れたままの毛はキューティクルが開いた状態ですので、髪が傷みやすく切れ毛を引き起こす場合もあります。
自然乾燥は、抜け毛の複数の原因となりますので、髪が濡れたらドライヤーで乾かすようにしましょう。
正しいドライヤーでも抜け毛が減らない場合
髪が傷んでいる
ドライヤーで抜ける毛の状態を確認し、毛根がついていない・短くて太い毛が抜けているのなら切れ毛になっている可能性があります。
髪が傷んでいると切れ毛になりやすいため、ドライヤーでの抜け毛を減らしたいのであれば傷んだ髪のケアをしていきましょう。
カラーやパーマの頻度を見直す、髪の紫外線対策をする、シャンプーの見直し、トリートメントの使用などのケアをして髪が傷む原因を防いでいきましょう。
AGA(男性型脱毛症)などで薄毛になっている
- ドライヤーで30本以上の抜け毛がある
- 抜け毛の状態が細くて短い
- 生え際やつむじから薄毛の傾向がある
という方であれば、すでにAGAを発症している可能性があるため、早期にうちに薄毛専門のクリニックでAGA発症の判断をおこないましょう。
抜け毛の状態が細くて短いのであれば、AGAの症状により髪が成長できずにいる可能性があります。
AGAの発症の有無を早期のうちに行うメリットとしては
- 薄毛症状は早期に対策をするほど回復が期待できる
- 症状が進むほどに回復が困難になる
- 自分の薄毛の症状にあわせた医学的根拠のある治療ができる
などがあります。
育毛剤などのセルフケアではAGAの進行を止めることはできませんが、AGA治療では発毛効果のある治療が可能です。
ですので、あなたが
- ドライヤーの抜け毛が多くてハゲないか不安
- 昔よりも髪質が細く柔らかくなっている
- でも、ハゲたくない
と悩んでいるのなら、放置していても薄毛の進行は止められず、むしろ進む可能性が高いですので、早々にAGAの発症の有無を判断していきましょう。
しかしAGAであるかどうかに明確な基準はありませんので、正確に判断するためにも最終判断は薄毛専門の医師から判断してもらってください。
今ではオンラインからでも診察が可能なクリニックもありますので、まずは気楽に自分のおでこの状態を相談することから始めていきましょう。
※ドライヤーでの抜け毛が気にならない人は相談する必要はありません
ドライヤーでの抜け毛が多いと感じたら対策開始
ドライヤーでの抜け毛は1日で10~20本程度なら薄毛の心配はしなくてもよいでしょう。
1日の抜け毛のうち、シャンプーとドライヤー時でほとんどが抜けていますので、多いと感じやすいです。
ですが、本当に薄毛になっているのかどうかは、本数だけでなく抜け毛の状態などの他の要素からも判断しなくてはいけません。
抜け毛の状態が細くて短いのであれば、薄毛になっている可能性がありますので、生え際やつむじ周辺に薄毛の傾向がないかも合わせて確認しましょう。
ドライヤーでの抜け毛の他に薄毛の傾向があれば、早期のうちに薄毛対策に動き出していきましょう。