前頭部がスカスカの状態になるときに考えられる理由や対策方法について解説しています。
前頭部がスカスカになる原因
牽引性脱毛症は男女ともに可能性あり
前頭部が顕著にスカスカになる場合、牽引性脱毛症である可能性があります。
牽引性脱毛症は、同じ部分の髪を強く引っ張られることで髪が抜ける脱毛症です。
ポニーテール・お団子などの髪型を続けていると起こりやすく、男性でオールバックなどの前髪を引っ張られる髪型をしていると起こります。
短髪よりも長髪で起こることが多いです。
生活習慣の乱れでもスカスカになる
生活環境が乱れていると薄毛の原因にもなります。
例えば、食生活の乱れ・睡眠不足・ストレスなどがあります。
脂っこい食事が多い・外食が多いと皮脂が過剰に分泌されやすく、毛穴詰まりの原因となります。
髪の成長ホルモンは就寝中に分泌されますので、睡眠不足が続くと髪の成長に悪影響がでます。
ストレスに晒されると自律神経が乱れ頭皮の血行が悪くなり、髪にも栄養が十分に行き渡らなくなります。
髪には直接影響はないと思われがちな生活環境ですが、実は薄毛の原因となっています。
AGA（男性型脱毛症）の特徴の一つに当てはまる
AGA（男性型脱毛症）を発症すると、髪は細くなり抜け毛が増えハゲが進行していきます。
AGAの場合、前髪部分・つむじ周辺に症状が出やすい特徴ありますので、前頭部がスカスカになってきたと感じているのならAGAの発症が疑われます。
AGAの場合は、セルフケアでは改善は難しく、スカスカの状態を改善したければクリックなどで治療を行なわないといけません。
AGAであるかの見分け方
AGAを発症しているのかどうかの目安の見分け方としては
- 抜け毛が細くて短いものが多い
- 毛根の形が丸くなく細い
- 前頭部の毛が細くて柔らかい
などがあります。
ですが、AGA発症には明確な基準はなく、見分けるのが難しいのも事実です。
上記にあてはまるのであれば、AGAを発症している可能性もありますので、最終的には薄毛専門の医師から判断してもらいましょう。
AGAは進行性の脱毛症ですので、間違った判断で放置していると、治療も見込めなくなるほど症状が進行する可能性もあります。
※まずは自分がAGAであるかを知るのが大事です
前頭部のスカスカのときの対策
髪型を変えて負担を減らす
前髪に負担がかかることで起こる牽引性脱毛症であれば、髪型を変えるとスカスカな状態も改善されます。
髪型を変えるのが難しい場合は、時間を減らすなど髪に負担がかかる時間を少なくしてください。
また、頭皮マッサージをして、負担をかけた前頭部のストレスを緩和していきましょう。
生活習慣の見直さないと改善されない
食生活や睡眠時間、喫煙、ストレスなどを見直して生活面の改善をしていきましょう。
育毛剤などで薄毛対策をしたとしても、生活面の改善ができていないと原因部分が残ったままとなるため、薄毛も改善されません。
全ての生活面を改善させることは難しいですが、できる点からでも始めていきましょう。
特に睡眠時間の確保を心がけてください。
髪の成長ホルモンは就寝中に分泌されますので、睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が減少し髪が育ちにくくなります。
成長ホルモンは就寝後、約6時間は分泌され続けますので、最低でも6時間は睡眠時間を取るようにしましょう。
AGAならば治療しないと症状は進む
AGAは進行性の脱毛症ですので、治療を開始しないと薄毛の症状は進行していきます。セルフケアなど対策では症状を抑えることはできても改善はできません。
AGAの治療には個人の症状に合わせた薬を用いますので、薄毛対策としての効果も高いです。
今ではオンラインからでもAGAの相談ができるクリニックもありますので、まずは気楽に医師に自分の髪の状態を相談してみてください。
前頭部がスカスカになる場合のまとめ
前頭部がスカスカになるのは、
などの理由が考えられます。
牽引性脱毛症や、生活習慣の乱れが原因ならば、髪型を変える・生活習慣を見直すことで、前髪のスカスカの改善は可能です。
しかし、AGAであった場合は病院などで薬による治療を開始しないと、前頭部のスカスカは改善されません。
AGAは進行性の脱毛症ですので、放置しておくと症状は進行しますので、まずは自分がAGAであるかどうかの判断をしていきましょう。
AGAでなければセルフケアで対策をし、AGAであれば治療を開始しましょう。
