頭を洗わないとどうなるのか、頭皮への影響や髪を洗う適切な頻度などを解説しています。
頭を洗わないとどうなるのか?3つのパターン
1.臭いが発生する
頭皮から分泌される皮脂は、髪を清潔にしないと頭皮を臭くします。皮脂が雑菌の餌として消費されることで、不快な臭いが発生するのです。
また、分泌された皮脂は、空気や紫外線にさらされると酸化してしまいます。皮脂が酸化して発生する過酸化脂質は、頭から強い悪臭を放ちます。
肌質や年齢によって皮脂の分泌量が異なるとはいえ、ある程度典型的な匂いがします。
2.髪がベタつく
髪のベタつきの主な原因は、皮脂の汚れです。髪を洗わないと皮脂が頭皮に残ってしまいます。
皮脂が毛穴に詰まると、髪がベタつき、雑菌が繁殖し髪が臭うようになります。さらに、髪のボリュームがなくなり、ぺたんこになってしまうのです。
3.最悪ハゲる
皮脂は頭皮の栄養となり、雑菌の繁殖を促し、頭皮環境を悪化させます。
長期間放置された頭皮の皮脂汚れは、酸化して過酸化脂質に変化し、頭皮のコンディションが悪くなってしまいます。
例えば、頭皮の新陳代謝が悪くなると、脂漏性皮膚炎やニキビなどの頭皮トラブルが発生することがあります。
また、毛穴に汚れや皮脂が詰まると、毛根が誤作動を起こし発毛が阻害されることもあり、ハゲにつながります。
頭を洗う適切な頻度
一般に、毎日の洗髪するのは大いに結構です。
特に、10代や若い人は毎日洗髪した方がよいでしょう。また、汗をよくかく、ヘアワックスを使う、皮脂が多い人なども、毎日髪を洗ったほうがよいでしょう。
これらの人は毎日洗髪しないと、皮脂や汗が毛穴を詰まらせることがあります。
また、日本のような高温多湿の環境では、毎日髪を洗わないと汗や皮脂が気になることがあります。
季節で頻度を変える
季節の違いも髪を洗う適切な頻度に影響します。
これは、気温や湿度が髪や頭皮の健康状態に影響を与えるためです。
暑いと汗をたくさんかくので、毎日シャンプーをすることもあるでしょう。
一方、空気が乾燥しがちな冬場は頻繁に洗うと頭皮を乾燥させてしまいますので、冬場は洗髪の回数を減らすことをおすすめします。
洗いすぎると皮脂が過剰に分泌する
シャンプーで洗いすぎると、皮脂の分泌を過剰にする恐れがあります。
洗いすぎは、髪の乾燥を招いてしまいます。これは、頭皮が皮脂の不足を補おうと、通常よりも多くの皮脂を分泌することで起こります。
皮脂が過剰に分泌されると、髪がベタつき、毛穴詰まりの原因となってしまいます。
適切な頻度で洗っても抜け毛が気になる場合
適切な頻度で洗っても抜け毛の量が減らない場合は、髪を洗う回数のせいで抜け毛が増えているのではなく他の原因から抜け毛が増えていると考えましょう。
男性であればAGA(男性型脱毛症)を発症している可能性もあります。
AGAは進行性の脱毛症ですので、治療を開始しないと薄毛の症状は進行していきます。セルフケアなど対策では症状を抑えることはできても改善はできません。
AGAの治療には個人の症状に合わせた薬を用いますので、薄毛対策としての効果も高いです。
まずはAGAの発症を判断する
AGAの治療を開始する前に、自分がAGAを発症しているのかを判断していきましょう。
ただし、AGAの発症には明確な基準がないため自己判断は難しいのが現状です。正確に判断するには、薄毛専門の医師から診断を受けることが最も確実であり正確です。
AGAでなければセルフケアで薄毛対策を行い、AGAであれば治療を開始していきましょう。
今ではオンラインからでもAGAの相談ができるクリニックもありますので、まずは気楽に医師に自分の髪の状態を相談してみてください。
※まずは自分がAGAであるかを知るのが大事です
髪を洗わないとどうなるのかのまとめ
髪を洗わないと、頭皮から分泌される皮脂によって頭皮を臭くします。
また、皮脂が酸化して発生する過酸化脂質は、頭から強い臭いを放つだけなく、雑菌の繁殖を促し、頭皮環境を悪化させます。
頭皮環境が悪化すると、匂いだけでなく、薄毛の原因ともなってしまいます。
髪を適切な頻度で洗って、頭皮の環境を保っていきましょう。
適切な頻度で洗髪していても抜け毛が気になる場合は、他の原因によって抜け毛が増えていると考えましょう。
AGAでなければセルフケアで薄毛対策を、AGAであれば治療を始めていきましょう。