女性で、生え際の短い毛がある原因や対策などを解説しています。
生え際の短い毛の原因・女性の場合2つあり
女性で生え際の短い毛の原因で考えられることは大きく分けて上記の2つがありあます。
おでこや生え際の短い毛は「切れ毛」の可能性
紫外線やヘアカラー・白髪染め、パーマ、ドライヤー・ヘアアイロンなどが原因で髪にダメージがあると、髪の毛がプチプチと途中で切れる「切れ毛」となることがあります。
生え際の毛が、他の毛の太さと同じで短い場合は、切れ毛である可能性が高いです。
髪が傷んでいる証拠ですから、髪への負担を減らせるヘアブラシの使用や、シャンプーの変更、トリートメント、ヘアオイルなどでヘアケアを行っていきましょう。
生え際の短い毛が伸びないのはヘアサイクルの乱れ
髪は、新しく毛が生える→成長する→寿命で抜ける、というヘアサイクルがあります。生え際の毛がいつまでも短いまま伸びないのは、ヘアサイクルに乱れが生じ髪が十分に成長できていないためです。
髪が成長するヘアサイクルの期間である「成長期」に問題が起こると、髪が太く育つ前に抜け落ち、太く成長できずに短く細いままの毛が増えます。
ヘアサイクルが乱れる原因
ヘアサイクルが乱れる原因としては、食生活、睡眠不足、喫煙、ストレス、加齢、FAGA(女性型脱毛症)の発症などがあります。
どの原因であっても、髪に栄養を十分に行き渡らせることができないために抜け毛が増えて薄毛の原因となっています。
ヘアサイクルの成長期の期間が長くなると、髪の寿命も長くなります。生え際の短い毛を長くするには、ヘアサイクルの成長期の期間を伸ばす対策を行っていきましょう。
特にFAGAなどの脱毛症は進行性ですので、対策を行わないと薄毛は進行してしまいます。
生え際に短い毛が増えたのなら薄毛のサイン
今までは気にならなかった生え際の短い毛が、急に増えたのなら薄毛が進行しているサインです。昔はちゃんと長く太く成長できていた毛が、薄毛が原因で成長できずにいると考えられます。
細く短くなった毛は、ほんの少しの刺激でも抜け落ちてしまいます。生え際が後退していったり、髪全体が薄くなっていく原因となりますので、早期に薄毛対策を行う必要があります。
以前よりも生え際に短い毛が増えているのなら、ハゲを発症している、つまりAGAを発症している可能性もあります。AGAは男性のイメージがありますが、女性でも発症します。女性のAGAをFAGAと言います。
ハゲになっているのかのチェック方法
ハゲになっているのかどうか判断するには、抜け毛の本数ではなく抜け毛の状態から判断していきましょう。
抜け毛の状態が、細くて短くないかを確認してください。抜け毛の状態が細く短い場合は、髪が太く成長する前に抜け落ちていると考えられますから、薄毛の傾向があると言えます。
抜け毛の状態から薄毛の傾向を感じたのなら、早期に薄毛対策を行っていきましょう。
前髪や生え際の短い毛が伸びないときの対策
生活面での改善方法
脂っこい食事は控えよう
脂っこい食べ物やジャンクフードを過剰に摂取すると、頭皮の皮脂の分泌を増やしてしまいます。過剰な皮脂は、頭皮の汚れや毛穴詰まりの原因となり、髪の成長の妨げや、抜け毛の原因ともなります。
髪に良いとされる食事をバランス良く摂っていきましょう。
睡眠はしっかり取ろう
髪の成長ホルモンは、寝ているときに分泌されます。睡眠後の約6時間は分泌されますので、最低でも6時間は寝るようにしてください。
ストレスはこまめに解消しよう
ストレスがあると、自律神経が乱れて頭皮の血行が悪くなり、髪の成長を妨げてしまいます。特に慢性的なストレスがあると、頭皮の血行不足が続くため薄毛となりやすいです。
すべてのストレスをなくすことは難しいですが、気分をリフレッシュできる方法を見つけて、こまめにストレスを解消していきましょう。
加齢による原因への対策
ヘアサイクルは歳を重ねるごとに乱れがちになります。女性であれば、妊娠、産後、更年期などホルモンバランスが乱れやすい時期にも、抜け毛は増えてしまいます。
加齢はどうすることもできませんが、シャンプーの変更や育毛剤の使用で、ある程度は抜け毛を予防したり髪を育てることは可能です。
「歳だから・・・」と諦めて何もケアをしないと、どんどん生え際の毛が薄くなってしまいますので、何かしらの対策は行っていきましょう。
シャンプーの変更と育毛剤で髪を守っていく
使っているシャンプーをアミノ酸系に変更するだけでも、薄毛対策になります。
一般的なシャンプーでは洗浄力が高いものが多く、必要な皮脂まで落としてしまい頭皮を乾燥させてしまいます。髪のためには、洗浄もでき頭皮にも潤いを与えなくてはいけません。
アミノ酸系のシャンプーならば、低刺激でありながらきちんと洗浄ができます。特にアミノ酸系の育毛のシャンプーならば、頭皮に潤いを与えつつ、育毛成分も使用していますので髪のためには最適です。
さらに、育毛剤を使用すると、髪を強く育てられますから抜け毛の予防にもなります。男性と女性では薄毛になる原因も違い、必要な成分も違うため、女性に特化した育毛剤を選んで使っていきましょう。
女性ハゲへの対策
男性のイメージが強いハゲですが、女性であってもハゲは発症します。FAGA(女性型脱毛症)に代表されるハゲは進行性の脱毛症ですから、治療を開始ないと薄毛はどんどん進行していきます。
FAGAは、シャンプーや育毛剤では完治することはできず、治療のためにはクリニックに通わなければいけません。
自分が女性ハゲであるかを知るのが対策の第一歩
女性ハゲの治療を行うかは、まずは自分が本当にFAGAなどの脱毛症であるのかどうかを正しく判断する必要があります。
自己確認方法として、髪全体のボリュームが減っていないか、抜け毛が増えていないか、抜け毛の状態が細くて短いものが多くないかを確認してください。
特に抜け毛の状態が細くて短いものが多い場合は、女性ハゲである可能性があります。
ですが、抜け毛の本数や抜け毛の状態からだけでは、脱毛症の発症の正確な判断を行うのは難しいのも現状です。
間違った自己判断を行うと、薄毛が進行していく最悪のパターンも考えられますので、自分の髪の状態からハゲの前兆を感じたのなら、一度、薄毛専門の医師からの診断を受けるのが確実です。
今では、女性専門のクリニックもありますので、まずは自分の髪の状態を専門の医師に相談してみることから始めてみましょう。
生え際の短い毛の自分の原因を知ることが大事
生え際の短い毛が、産毛のように細くて短いままであれば薄毛の傾向・女性ハゲの発症が疑われます。
薄毛の原因は、生活面や加齢、女性ハゲの発症などが考えられますが、どの原因であったとしても、早期に対策を開始しないと薄毛は進行する可能性が高いです。
特にFAGAなどの脱毛症を発症しているのなら、進行性であるため早期に対策がハゲるかハゲないかの分かれ道となります。
女性ハゲでなければ、生活面の見直しやシャンプーの変更などのセルフケアで髪を強く成長させていき、女性ハゲであればクリニックでの治療を開始してください。
自分にあった適切な対策を行うためにも、まずは女性専門のAGAクリニックで自分がAGAを発症しているのかの判断を医師からしてもらいましょう。
なお、髪の毛が細い男の場合は下記の記事をご参考になさってください。