枕の抜け毛の平均の本数や、ハゲかどうかの確認方法、また対策方法などを解説しています。
枕の抜け毛の平均と目安の本数
朝に枕につく抜け毛の平均はわかっていません。
抜け毛が増える季節や、就寝前の洗髪の有無などで、枕につく抜け毛の量も変化していきます。
ただ、1日の抜け毛の平均は約100本とされています。
本数ではハゲの判断はできない
枕につく抜け毛の平均はわかっていませんが、目安としては10本以内であればハゲの心配をする必要はないでしょう。
日本人の髪の総本数の平均が10万本あるとされており、その0.1％が毎日抜け毛として抜けています。
本数にして100本は抜けている計算になります。
100本のうち、シャンプーでの刺激で60～80本が抜け落ち、ドライヤーでの刺激で約10～20本が抜けます。
ですので、就寝中であれば10本程度の抜け毛であれば問題ないと言えます。
ただし、正確に判断するのであれば、自分の髪の総本数から抜け毛の本数を考えなければいけません。
自分の髪の毛が何本あるのかを知るのは不可能ですから「枕につく抜け毛が多くなった」と感じているのなら、他の点からもハゲかどうかの確認をしていきましょう。
枕の抜け毛からハゲかの判断方法
毛が途中で切れていないか
枕の抜け毛が途中で切れている、いわゆる切れ毛の状態になっていないかを確認しましょう。
毛根がなく途中で切れている状態であれば、枕との摩擦、カラー・パーマによる髪のダメージなどの外的要因が考えられます。
就寝前に髪を乾かさずに寝た場合も、切れ毛となり髪が抜け落ちやすくなります。
抜け毛と毛根が細くないか
枕に付く抜け毛が細いくて短い毛、また毛根の形が丸みがなく細い状態、いびつな形である場合はハゲの傾向があると言えます。
毛根の形が細くなっている状態は、毛根自体が栄養不足であると考えられます。
毛根が栄養不足な状態だと、髪に栄養を行き渡らすことができずに髪は細くなっていきます。
本来なら太く長く育つはずの髪が、ハゲの症状により太く成長できず細いまま抜けていると考えられます。
髪が細く柔らかくなっていないか
抜け毛の状態が細くなっているのであれば、どこの毛が細いのかを確認しましょう。
特に注意して確認しなければいけないのは「生え際」「つむじ周辺」の部分です。
男性の薄毛の主な原因であるAGA（男性型脱毛症）は、生え際とつむじ周辺に症状がでやすいためです。
生え際が後退している、おでこが広くなっている、つむじが目立ってきた・大きくなった、髪質が細く柔らかくなったなどがあればハゲの兆候であると言えます。
枕の抜け毛が増える原因
枕と頭皮の摩擦
寝ているときの頭皮と枕の摩擦により髪の毛が抜け、朝起きたときに枕に抜け毛が付きます。
枕の素材や頭の形にあっていない枕を使用すると、摩擦力が上がり抜け毛が増える場合もあります。
さらに枕の素材によっては静電気を発生しやすく、静電気が刺激となりますます抜け毛が増加します。
シルク製の枕カバーだと摩擦が起きにくく、タオル生地などの枕カバーでは摩擦も大きくなります。
枕との摩擦を軽減するために、使われている素材や、頭の形にあう枕に変更していきましょう。
髪が半乾きのまま寝た
シャンプー後に髪をしっかりと乾かさずに半乾きに状態で寝てしまうと、切れ毛として抜け毛が増えてしまいます。
髪が濡れていると、キューティクルが開いている状態となり髪が切れやすくなるためです。
また、髪が濡れた状態だと頭皮に雑菌が繁殖しやすく頭皮トラブルの原因ともなります。
頭皮環境が悪くなると、髪に栄養を十分に運べなくなるため薄毛の原因となります。
寝る前にシャンプーをしたときは、しっかりと髪を乾かしてから寝るようにしましょう。
枕カバーを洗っていない
枕カバーをずっと洗わずに不衛生なまま使い続けていると、抜け毛の原因となります。
人は寝ているときにでも汗をかいています。当然頭にも汗をかき、枕カバーに汗が染み込みます。
汗が染み込んだ枕カバーを洗濯をせずに使い続けると、雑菌が増殖しやすくなります。
雑菌が増殖した枕カバーで寝続けることで、頭皮トラブルの原因となり抜け毛の原因となっていきます。
こまめに枕カバーを洗濯する・枕を天日干しにするなど、枕を清潔な状態に保っていきましょう。
AGA（男性型脱毛症）を発症した
AGA（男性型脱毛症）を発症すると、髪は細くなり抜け毛が増えハゲが進行していきます。
以前は枕の抜け毛が気にならなかったのに、最近になる抜け毛が付き始めたのならAGAの発症も疑われます。
AGAであった場合はセルフケアでの改善は難しく、症状の改善のためにはクリックなどで治療を行なわないといけません。
まずは自分がAGAなのかの確認が大事
- 枕につく抜け毛が増えてきた
- つむじや生え際にハゲの傾向がある
- 抜け毛の状態が細くて短い
という方であれば、すでにAGA（男性型脱毛症）を発症している可能性がありますので、早期のうちに薄毛専門のクリニックでAGA発症の有無を判断していきましょう。
AGAは進行性の脱毛症のため、セルフケアなどの対策ではハゲの症状は改善できず、最悪の場合は治療の効果も見込めなくなるほどハゲてしまいます。
早期のうちにAGAの確認をしておくメリットとしては、
- 早期に対策を開始するほど効果も発揮されやすい
- 医学的根拠のある治療を受けられる
- 自分の症状に合わせた治療ができる
などがあります。
ですので、あなたが
- 枕につく抜け毛が増えてハゲそうで不安
- お風呂での抜け毛も増えている
- でも、ハゲたくない
と悩んでいるのであれば、ハゲを進行させないためにも早々に薄毛対策に動きだしていきましょう。
AGAであるかどうかに明確な基準はなく、自分で判断すると間違ってしまう可能性も高いです。
間違った判断で対策をしないでいると気が付いたときにはハゲの症状が進んでいたということも考えられます。
正確に判断するためにも最終判断は薄毛専門の医師から判断してもらいましょう。
今ではオンラインからでも診察が可能なクリニックもありますので、まずは気楽に自分の髪の状態を相談することから始めていきましょう。
※ハゲの傾向がない人は確認する必要はありません
枕の抜け毛の平均の本数よりも大事な判断方法
枕の抜け毛の平均の本数はわかっていませんが、目安としては10本以内ならハゲの心配はしなくても良いでしょう。
ただし、10本だから安心というわけではありません。抜けた毛が細く短くないか、毛根の形が丸くなく細くないかを確認してください。
枕の抜け毛の状態が細ければ、生え際やつむじ周辺の髪も確認しましょう。
髪の毛が細く柔らかくなっているのであれば、ハゲの傾向があると言えます。
枕の抜け毛が気になりだしたのなら、早期のうちに薄毛対策を開始していきましょう。
