糖質制限で抜け毛が増える人の理由や、減る人の理由、抜け毛を増やさない糖質制限の方法などを解説しています。
糖質制限で抜け毛が増える理由
糖質制限で極端に炭水化物などの食べないでいると、髪に必要な栄養素も不足してしまうため抜け毛が増えてしまいます。
糖質制限により体を動かすエネルギーが足りなくなり、通常であれば髪に使われるはずの栄養素が体に使われるため、髪が栄養不足になってしまいます。
髪を構成しているタンパク質や髪を作るためのアミノ酸などが不足すると、ますます抜け毛は増加するだけでなく、新しい髪も育ちにくくなります。
糖質制限では単純に炭水化物を食べないのではなく、抜け毛を増やさないために適度に糖質を摂取していかなくてはいけません。
糖質制限で抜け毛が減る人もいる
糖質制限で抜け毛が増える人もいれば、抜け毛が減る人もいます。
糖質制限を行う前まで、過剰に糖質を摂取していた人ほど、糖質制限を行うと「抜け毛の量が減った」と実感しやすいです。
糖質を過剰に摂取し続けると、糖質がタンパク質に反応する糖化反応を起こします。
糖化反応には段階があるのですが、簡単に言えば最終段階まで進むと、体の健康や老化に影響を及ぼします。
髪の毛の成長や老化にも影響を与えるため、糖質を多く摂取していた人は抜け毛の量も増えていると考えられます。
そのため、糖質制限を行い糖化反応が減少した結果、今までの抜け毛が改善されたと考えられます。
抜け毛が増えない糖質制限の方法
炭水化物を食べすぎても抜け毛を増やすことになり、炭水化物を食べなさすぎても抜け毛を増やすことになります。
つまり、糖質制限では全く炭水化物を食べないのではなく、抜け毛を増やさないためにも適切な量を摂取していく必要があります。
抜け毛を増やさない炭水化物の量
糖質制限にはさまざまな方法がありますが、1日の糖質の摂取量を60gにする方法が一般的な方法です。
お茶碗一杯のごはんで約55gの糖質があります。うどん1玉で約40g、パスタで約70gあります。
糖質は炭水化物だけに含まれているわけではなく、調味料や他の食事にも含まれています。
ですので、1回の食事で糖質を20gまでにするには、炭水化物を食べない方法が簡単です。
炭水化物は摂取を控えつつも、髪を構成するタンパク質や、髪を育てるアミノ酸などのミネラルは積極的に食事に取り入れていきましょう。
例えば、肉や魚、大豆製品、たまご、乳製品、海藻類、ナッツ類、野菜類などがあります。
糖質制限以外からの禿げている可能性
正しい方法で適切な糖質を摂取しているのに抜け毛の量が変わらない場合は、糖質制限ではなく他の原因から薄毛になっていると考えられます。
特に男性であればAGA(男性型脱毛症)の発症が疑われ、AGAの場合は糖質制限の方法だけでは症状の改善はできません。
AGAは進行性の脱毛症ですので、個人の症状に合わせた治療を行わないとハゲの症状は進行していきます。
まずはAGAの発症を判断する
AGAの疑いがあるのであれば、まずは自分がAGAを発症しているのかを判断していきましょう。
ただし、AGAの発症には明確な基準がないため自己判断は難しいのが現状です。正確に判断するには、薄毛専門の医師から診断を受けることが最も確実であり正確です。
例えばAGAクリニックのスマクリでは、オンラインから自分の髪の状態を相談できますので、まずは気楽に自分の髪の状態を相談することから始めてみてください。
相談の結果、AGAでなければ糖質制限の方法を見直すなどの対策を行い、AGAであれば治療を開始していきましょう。
※まずは自分がAGAであるかを知るのが大事です
糖質制限で抜け毛が増える人・減る人のまとめ
糖質制限で抜け毛が増える理由は、髪に必要な栄養素も不足してしまうためです。
本来であれば、髪のために使われる栄養素が、体を動かすエネルギーに使われるため、髪が栄養不足になってしまいます。
ですが、糖質制限前に、過剰に糖質を摂取していた人は、糖質制限で抜け毛が減る人もいます。
糖質は摂らなすぎても摂りすぎても、抜け毛を増やす原因となっています。
糖質制限を行うのであれば、適切な糖質を摂取しつつも、髪を構成・成長させるタンパク質やミネラルを積極的に摂取していきましょう。
正しい方法で糖質制限を行っているのに抜け毛の量が変わらない場合は、AGAの発症などの他の原因である場合も考えられます。
自分の抜け毛の量が増えている理由を正しく判断して薄毛対策を行っていきましょう。