髪の毛が手ぐしで抜けると「ハゲるのでは?」と不安にもなります。手ぐして5本程度の抜け毛ならば、ハゲの心配は基本はしなくても大丈夫です。
ですが、本数はあくまでの目安にすぎません。抜けた髪の状態が細い毛・短い毛であれば、薄毛になっている可能性もあります。
抜けた髪の毛に薄毛の兆しがあるのなら、早期のうちに薄毛対策を行わないとハゲが進行する確率が高いです。
本記事では手ぐしで髪が抜ける原因や薄毛にならない対策などをまとめていますので、ハゲたくない人はぜひご参考になさってください。
手ぐしで髪の毛が抜ける原因
手ぐしで簡単に髪の毛が抜けるのは、髪や頭皮の乾燥から毛が抜けやすい状態になっているためです。
髪や頭皮が抜けやすい状態になっている原因は、生活習慣の乱れや脱毛症の発症など多くあります。
髪の毛が手ぐしで抜けるのは自然なことではありますが、軽く引っ張るだけで抜けることは、髪自身が弱っている証拠でもあります。
毎回軽い刺激だけで髪が抜けているようであれば、すでに薄毛を発症している可能性もありますので、原因を知って対策を行っていきましょう。
危険な抜け毛の場合は病院へ受診を
1回手ぐしをするだけで、ごそっと数十本単位で抜けるているのなら皮膚科を受診しましょう。
脂漏性脱毛症・ひこう性脱毛症・内臓系の病気などの可能性があります。
病気であった場合は、放置しておくと症状が進むだけでなく、他の病気が隠れている恐れもありますので、あきらかに異常な抜け毛であれば、早急に病院を受診してください。
手ぐしが癖になるとはげる原因にもなるので注意
手ぐしで髪が抜けるのが気になり、常に髪を触り続けるのはNGです。髪を触ることが刺激となり、まだ抜けない予定だった毛まで抜けてしまいます。
不必要な頭皮への刺激は薄毛の原因にもなりますので、手ぐしが癖にならないように注意してください。
癖が進み抜毛症になると自分で改善するのは難しくなりますので、今のうちに強制的にでも髪を触ることを止めていきましょう。
手ぐしの抜け毛の本数ではハゲかどうかは判断できない
手ぐしをして1回5本程度の抜け毛なら、そこまで心配する必要はありません。
というのも、1日に髪が抜ける本数は約100本あります。抜ける予定の髪の毛は、シャンプーやドライヤー、手ぐしなどの外部からの刺激で抜けていきます。
手ぐしで5本程度が抜けるのなら、もともと抜ける予定の髪が手ぐしの刺激により抜けているにすぎません。
ただし5本程度なら大丈夫というのは、あくまでも目安です。髪の毛の総本数は個人によって違うため、手ぐしで抜ける本数からハゲかどうかは確認できないためです。
抜ける本数よりも抜けた髪の状態をチェックして、薄毛が進行している抜け毛なのかを判断していきましょう。
手ぐしで抜けた髪の状態をチェック
手ぐしで抜けた髪の毛が細く短い場合は、本来であれば、まだまだ成長するはずだった髪が抜けている可能性があります。
頭皮環境の悪化により、髪に十分な栄養が生き渡らず、髪が育つ前に弱って抜け落ちやすくなっていると考えられます。
ハゲの症状により頭皮環境が悪化しているのであれば、薄毛対策を開始しないと症状は進行してしまいます
女性の場合は年齢によって注意が必要
ハゲは男性特有のものではなく女性であっても発症します。加齢や女性特有の脱毛症の発症などが原因で、髪が薄くなっていきます。
薄毛の多くは進行性であることが多く、放置しておくと症状は進行します。また、女性の薄毛にはホルモンのバランスも深く関係していますので、妊娠・出産・産後・更年期などに薄毛になりやすいです。
女性の薄毛は、髪の一部分だけがハゲるのではなく、髪全体に症状がでるのが特徴です。
髪全体でボリュームがなくなってきた、髪がぺたんこになるなどを感じているのなら、すでに薄毛になっている可能性もあります。
加齢、薄毛の発症が原因であれば、治療を開始しないと薄毛は進行する確率が高いです。
女性の薄毛対策については、後述する【女性ができる対策】を読んでください。
手ぐしで髪の毛が抜ける男はAGA(男性型脱毛症)を疑うべし
毎回手ぐしほどの簡単な刺激で髪が抜けるのなら、髪が抜けやすい状態になっていると考えられますので、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性もあります。
AGAになると髪が細くなる症状があり、細くなった髪は簡単に抜けやすくなるため抜け毛が増えハゲとなっていきます。
また、AGAは進行性の脱毛症ですので放置しておくと、どんどん薄毛になってしまいます。
手ぐしで抜けた髪の状態が、細く短い毛であれば薄毛の傾向がありますので、AGAの発症を疑い対策を行っていきましょう。
詳しい対策については後述する【男性はAGAの対策が必須】も読んでください。
手ぐしでの抜け毛を防ぐ対策
生活習慣の見直しをしないと原因は残り続ける
食生活や睡眠時間、喫煙、ストレスなどを見直して改善していきましょう。
生活習慣の乱れは将来禿げる人の特徴(男性・女性)の一つでもあるためです。
育毛剤などで薄毛対策をしたとしても、生活面の改善ができていないと原因部分が残ったままとなるため、薄毛も改善されません。
脂っこい食事や外食を控える、最低6時間は睡眠時間を確保する、ストレス発散を心がけるなど、全ての生活面を改善させることは難しいですが、できる点からでも始めていきましょう。
シャンプーや育毛剤の使用で髪を育てる
使っているシャンプーをアミノ酸系の育毛のシャンプーに変更し、髪を育てる土台作りをしていきましょう。
洗浄力の高すぎるシャンプーだと頭皮は乾燥し、洗浄力が弱いと汚れを落としきれず、どちらの場合も薄毛の原因に繋がります。
頭皮を乾燥から守りつつも、しっかりと汚れを落とせるシャンプーに変更し頭皮環境が整えていきましょう。
シャンプーの変更で頭皮の環境を改善しつつ、加えて育毛剤を使用するのもおすすめです。
注意点としては、男性であれば男性用のシャンプー、育毛剤を使用し、女性は女性専用のシャンプー・女性に特化した育毛剤を選ぶことです。
男性と女性では薄毛になる原因が違いますので、性別にあったヘアケア用品を使用するのが効果も発揮されやすいです。
女性ができる対策
ヘアスタイルの見直し
髪に負担がかかるヘアスタイル(ポニーテール・お団子ヘアなど)は、牽引性脱毛症を引き起こす原因となります。
手ぐしなどの簡単な刺激でも髪が抜けやすくなりますので、長時間同じ髪型でいることを防ぎましょう。
クリニックでの治療
女性であっても、加齢やホルモンバランスの乱れ、FAGA(女性型脱毛症)やびまん性脱毛症の発症などで薄毛となっていきます。
脱毛症は一時的なものではなく、多くで進行性であることから治療を開始しないと薄毛の症状は進行していきます。
また、シャンプーの変更や育毛剤の使用では進行のスピードを遅らせることはできても治すことはできません。
本気で薄毛対策に取り組むのでしたら、薄毛専門のクリニックでの治療を行ってください。専門の医師からの治療となりますので、薄毛対策としては効果も高いです。
今ではオンラインで診察が可能な女性専用の薄毛専門のクリニックもありますので、まずは気楽に医師に自分の髪の状態を相談することから始めてみましょう。
男性はAGAの対策が必須
- 髪質が細く柔らかくなってきている
- 前髪やつむじで特に髪が薄くなってきた
- 抜け毛の状態が細くて短い毛が多い
という男性の方であれば、すでにAGAを発症している可能性がありますので、早期のうちにAGA発症の判断を薄毛専門のクリニックで行っていきましょう。
例えばAGAクリニックのスマクリでは、オンラインから自分の髪の状態を相談できます。
AGAは進行性の脱毛症ですので放置しているとハゲの症状は進み、最悪の場合、治療効果も見込めなくなるほどハゲてしまう恐れもあります。
早期のうちにAGAの確認をしておくメリットとしては、
- 早期に対策を開始するほど効果も発揮されやすい
- 医学的根拠のある治療を受けられる
- 自分の症状に合わせたAGA治療ができる
などがあります。
ですので、あなたが
- 手ぐしだけで髪が抜けるでハゲそうで不安
- 周りからハゲだと思われたくない
- ハゲたくない
と悩んでいるのであれは、早々に薄毛対策に動き出していきましょう。
AGAであればセルフケアなどの対策ではハゲの症状は改善できず、放置していてもハゲが進行するだけです。
まずは薄毛専門のクリニックの医師に、自分の髪の状態を確認することから始めていきましょう。
※ハゲの心配がない人は確認する必要はありません
手ぐしで抜けた本数よりも髪の状態から判断しよう
手ぐしをして抜ける毛の本数が5本程度なら、正常の範囲内の抜け毛と考えられ、そこまで心配することはありません。
ただ実際には、抜けた本数ではハゲかどうかは判断できません。より正確に判断するには、抜けた本数よりも、抜けた髪の状態を見ていきましょう。
細い毛・短い毛が抜けているのなら、本来抜けるはずではない髪の毛が抜けている可能性があり、薄毛の傾向があると言えます。
手ぐしなどの軽い刺激で髪が抜けることは、髪が弱っているため普通なら抜けないような刺激にも耐えられず抜けていると考えられます。
抜けた髪の状態が細いなら薄毛対策を開始
手ぐしで抜けた髪の毛に薄毛の兆候があるのなら、早期のうちに薄毛対策を開始しましょう。そもそも、手ぐしでの抜け毛が気になっている時点で薄毛になっている可能性が高いです。
女性ならばFAGAの発症、男性ならばAGAの発症の可能性もありますので、まずは自分が脱毛症を発症していないのかを確認してください。
女性なら女性専用の薄毛のクリニックを、男性ならば男性専用の薄毛のクリニックで、専門の医師から脱毛症の発症の診断を受けていきましょう。
脱毛症であればクリニックで治療を開始し、脱毛症を発症していないのであれば、育毛剤などのセルフケアで対策を行ってください。
まだ大丈夫と放置していると、気がついたときにはハゲの状態になることもありえますので、早々に薄毛対策に動き出していきましょう。