抜け毛の季節は人間にもあるのかについて解説しています。
抜け毛の季節は人間にもある?換毛期は秋頃
動物には抜け毛の季節(換毛期)がありますが、人間の場合は何月と何月に抜け毛が増えるという明確な時期はありません。
ですが、人間にも抜け毛の季節(換毛期)はあるともされていて春と秋の3月と11月頃に抜けやすいです。
犬や猫の動物と違い「寒くなってきた」「暑くなってきた」と冬毛や夏毛に切り替わる抜け毛ではありません。
3月と11月頃には多い人では、通常の3倍抜け毛が増える人もいます。
秋(11月頃)に抜け毛が増える理由
「髪の毛は秋に増える」ということは有名な話ですが、確かに秋以降に抜け毛が増える人は多いです。中には普段の2~3倍も抜ける人もいます。
秋に抜け毛が増加する理由は、夏に受けた紫外線ダメージが秋に抜け毛としてあらわれるためと考えられています。
夏の疲れやストレスの蓄積が秋になると自立神経の乱れなどの症状として出現し、抜け毛を引き起こしているともされています。
秋の抜け毛の本数
日本人の髪の本数の平均からの1日の抜け毛の本数は100本とされています。11月頃の抜け毛は通常の2~3倍抜けることもありますので、1日に200~300本抜ける人もいます。
ですが、300本なら安心な抜け毛の本数ではありません。自分の髪の総本数から何本抜けているのかが重要だからです。
季節が変わっても抜け毛の本数が変わらないのであれば、季節性の抜け毛ではない可能性もあります。
春(3月頃)にも抜け毛は増えやすい
抜け毛の季節のイメージは秋が強いですが、実は春にも抜け毛の量は増えやすいです。
春は花粉の影響を頭皮に受けやすく、また新生活が始まる時期もありストレスを感じやすいです。
さらに冬の乾燥の影響が春になって抜け毛となってあらわれやすくもなります。
季節の抜け毛の対策方法
夏の時期には髪と頭皮の紫外線対策を怠らないようにしましょう。頭皮を紫外線から守るため、帽子や日傘を利用していきます。
髪に良い食事や質の良い睡眠を心がけ、頭皮マッサージなどをして頭皮の血行を良くし、乾燥から頭皮を守っていきましょう。
頭皮ローションや育毛剤を使って、頭皮を保湿することもおすすめです。
いずれにせよ、季節の抜け毛が始まる時期の前から髪や頭皮を守る対策が必要になります。大事なのは特定の時期だけケアをするのではなく、1年を通してケアをしてくことです。
セルフケアで生えてくる髪をサポート
季節が原因で抜け毛が増えたのなら、次に生えてくる髪をサポートすることも大事です。普段より大量に抜けているのですから、髪を生やすことも、残っている毛を守ることにも力が必要です。
季節でのダメージを受けているの状態では、手助けをしてあげないと元気な髪も生えてこず、今残っている毛も弱っていきます。
生活面の見直しをしつつ、シャンプーの変更や育毛剤を使って、セルフケアで毛を育てる環境作りをしていきましょう。
季節の抜け毛と思いこむのも危険
季節の影響による抜け毛は1~2ヶ月もすれば治まってきます。危険なのは、抜け毛の季節が過ぎても抜ける毛の量がいつまで経っても少なくならないときです。
抜け毛の量が増えたのは季節のせいではなく、他の原因である可能性もあります。例えばAGA(男性型脱毛症)の発症や加齢による薄毛などがあります。
「季節による抜け毛だろう」と安心していては、いつまで経っても抜け毛の量は減らず、むしろ増えていくこともありえます。
気がついたときはハゲになっていることもありますから、抜け毛の量が減らないと感じているのなら、早々に育毛剤などで対策を開始していきましょう。
AGA(男性型脱毛症)ならば放置は危険
季節の抜け毛ではなく、AGAを発症しているのであれば放置をせずに治療を開始しないと症状を進行していきます。
11月を過ぎても抜け毛の本数が変わらないのであれば、自分がAGAを発症していないかを判断していきましょう。
AGAの発症には明確な基準はないため、薄毛専門の医師から診断を受けるのが正確で確実です。
まずは薄毛専門のクリニックの医師に、自分の髪の状態を相談してみだください。
季節が過ぎても抜け毛の量が減らないときは要注意
人間の抜け毛の季節(換毛期)は明確にはあるとはされていませんが、「春」と「秋」の2回は抜け毛の量も増えやすいです。特に3月頃と11月頃に抜け毛が増える人が多くなります。
秋は夏の紫外線や疲れのダメージ、春は花粉や冬の乾燥・新生活のストレスなどが理由で抜け毛が増加するとされています。
秋や春になる前の季節のうちから、頭皮や髪への対策を行うことが季節の抜け毛対策としては大事です。
季節による抜け毛は、普通であれば1~2ヶ月もすれば量も減っていきます。ですが、いつまで経っても抜け毛の量が減らないときは、季節の影響ではなく他の原因でハゲてきていると考えられます。
AGAなど他が原因となっていれば、放置しているとますます抜け毛の量は増え、気がついたら「ハゲになっていた」ということもありえます。
抜け毛の量がいつまで減らないと感じているのなら、薄毛対策を行っていきましょう。