育毛剤をやめると髪や頭皮、ハゲの進行具合にどんな影響があるのかについて解説しています。
育毛剤をやめたらどうなるか
育毛剤を使うことをやめたら、育毛剤によって受けていた頭皮や髪への効果がなくなりますので、使う前の状態に戻る可能性があります。
育毛剤をやめることで、頭皮環境が再び悪化し抜け毛が増えていくこともあり得ます。
考えられる育毛剤をやめたときの影響
髪が細くなる
育毛剤には髪を丈夫に育てる働きがありますから、使うことを中止すると髪が十分に育たなくなることもあります。
髪は細く短くなっていき、細い髪だと頭皮が透けてみえたり、髪にボリューム感がだせなくなったりします。
抜け毛が増える
育毛剤の効果の一つに抜け毛の予防がありますから、やめると当然抜け毛が増える可能性があります。
細い髪の毛は外部からの刺激に弱くなり、簡単に抜け落ちてしまいます。
フケやかゆみがでる
育毛剤の効果が失われて頭皮環境が乱れると、ふけやかゆみが出る場合もあります。
特に育毛剤の使用により、ふけやかゆみを抑えられていた人は、やめると症状が再びでやすいです。皮脂の分泌や、血行が悪くなることが原因と考えられます。
育毛剤をやめたら生えたの真相
「育毛剤をやめたら毛が生えた」などよく耳にしますが育毛剤をやめたことで毛が生えてくるとは考えにくいです。
育毛剤の過剰塗布などの誤った使い方で、頭皮にトラブルが起きていたなどがあれば、育毛剤をやめたことで頭皮トラブルが改善され毛が生えてくることも考えられます。
育毛剤は容量や使う回数を守ってこそ本来の効果を発揮できますので、必ず使用方法は守るようにしましょう。
育毛剤をやめるべきとき
頭皮にトラブルがおきたとき
育毛剤を使って、頭皮の炎症が起こった・大量のフケが出るようになったなど頭皮にトラブルが起きた場合は、すぐに使用を中断しましょう。
育毛剤に使用されている成分があわなかったことが考えられます。炎症が起きたままだと、逆に抜け毛を増加させることにつながりますので、まずは頭皮トラブルを解消させなくてはいけません。
効果を感じられないとき
6ヶ月~1年ほど正しい使い方で育毛剤でケアしたのに、何も髪に変化を感じない場合は、すでにAGA(男性型脱毛症)などの脱毛症を発症している可能性があります。
AGAは育毛剤では治療できませんので、育毛剤よりも病院での治療を行っていきましょう。
ただし、自分では育毛剤の効果を感じていなかったとしても、育毛剤の効果により現状維持ができているケースもあります。
その場合は育毛剤をやめたら、薄毛を進行させることもありえますので、よくよく判断しなくてはいけません。
AGA(男性型脱毛症)を発症しているとき
AGA(男性型脱毛症)を発症している場合は、育毛剤などのセルフケアで症状の進行を遅らせることはできても治すことはできません。
すでにハゲてしまったところから発毛させるには、育毛剤ではなく、薬である発毛剤を使用しなくてはいけません。
AGAが進行し毛根が死滅した状態からでは、植毛しか選択肢がなくなります。
しかし、植毛はやめたほうがいいとの話があるほど、植毛の施術はハードルが高いのも事実です。
またAGAは進行性の脱毛症ですので、育毛剤でのケアを続けていても症状は少しづつ進行してしまいます。AGAを発症しているのであれば、育毛剤の使用よりも、クリニックなどで薄毛治療を開始してください。
ただ、AGA発症には明確な基準はなく自己判断を行うのは難しいのが現状です。
自分の髪や抜け毛からハゲの傾向を感じているのなら、一度薄毛専門の医師からAGA発症の有無を診断してもらいましょう。
まずは薄毛専門のクリニックの医師に、自分の髪の状態を相談することから始めてください。
やめるときの注意点。いきなりはやめるのはダメ
育毛剤である程度の効果を感じたからそろそろやめたい、使うのが面倒になってきたんどの理由で育毛剤をやめるときはありますよね。
育毛剤をやめるときは、一気に使うのを中断せずに段階的に使用量や使用方法を減らしていきましょう。
使用量や使用頻度を減らしていき、頭皮への影響がどうでるのか判断し、もし悪化するようなら育毛剤を使ってのケアは継続していきましょう。
悪化せずに状態をキープできるのなら、そのまま頻度を減らしていってみましょう。
育毛剤をやめる前に見直すべき点
育毛剤で効果を感じなかったのでやめる決断をする前に、本当に育毛剤の効果がなかったのかを判断していきましょう。
悩みに合った育毛剤を使っていたか?
育毛剤の効果は1つだけでなく、育毛剤の種類によって特化している効果も違います。
育毛剤に効果を感じていない場合、自分の髪の悩みにあっていない育毛剤を使用していることも考えられますので、今一度使っている育毛剤の効果を確認してみてください。
育毛剤には
- フケやかゆみに特化したもの
- 頭皮の血行を改善させるもの
- 抜け毛を予防するのも
- 発毛促進に特化したもの
などの効果があります。
ハゲ対策として育毛剤を使用するのであれば、抜け毛予防や発毛促進に特化した育毛剤を選んで使用していきましょう。
育毛剤を選ぶポイントは育毛への有効成分
育毛剤は使用している成分によって、抜け毛の予防、発毛促進、頭皮環境の改善など、どの悩みに特化しているのかに違いがあります。育毛剤を選ぶときは、自分の悩みに適した成分が使用されているのかを確認しましょう。
3つの育毛成分は必ず確認
育毛の有効育毛成分として、多くの育毛剤で使用されているのが下記の3つになります。
それぞれ育毛、発毛促進、頭皮環境の改善を促す働きがあり、薄毛の原因に対して全般的に対策ができますので、育毛剤を選ぶときは最低でも上記3つが使用されているのかを確認しましょう。
独自成分も合わせて確認しよう
例えばチャップアップでは、上記3つの成分に加えて、血行促進を促す働きをする成分であるトコフェロール酢酸エステル、塩酸ジフェンヒドラミンも使用され育毛有効成分が5種も配合。
更に、育毛成分「6-ジンゲロール」が、一般に流通している黄色ショウガエキスと比べ約2倍も含まれている独自成分であるジンゲルシックスも配合されています。
使用されている成分からチャップアップでは、より育毛や発毛促進に関して特化していると判断できますので、髪が細くなったり抜け毛に悩んでいる人向けの育毛剤と言えます。
育毛剤の使い方を間違えていなかったか?
どれほど優れた育毛剤であっても使い方を間違えていれば、効果も発揮されにくくなります。とはいえ、使い方に難しい点はなく、下記のポイントだけ抑えて使用すれば問題ありません。
特に重要なのは、ドライヤーを使うタイミングです。
使い方はドライヤーの後が正しいタイミング
髪が育つ土台である頭皮に汚れが残っていては、育毛剤の成分が浸透しにくくなりますので、髪を洗った後の清潔になった頭皮に使いましょう。
大事なポイントはドライヤーを使うタイミングですが、育毛剤はドライヤーの後が正しい使い方となります。
髪が濡れたままの状態ですと、育毛剤の成分が髪の水分に吸収され頭皮に行き渡りにくくなるためです。
更に育毛剤を塗布した後は、すぐにドライヤーを使わないように注意しましょう。育毛成分が頭皮に浸透する前に、ドライヤーの熱で成分を蒸発させてしまいます。
せっかく育毛剤を使用しても成分が頭皮に行き渡らないと効果も薄くなりますので、ポイントを抑えて正しい使い方をしていきましょう。
育毛剤をやめたら元の髪に戻る可能性が高い
育毛剤を使うことをやめたら使う前の髪の状態に戻る可能性が高いです。育毛剤で抜け毛が予防できていたのなら、得られていた効果がなくなるためです。
髪の毛は年齢が上がるたびに細くなっていきます。つまり、育毛剤を使用する前よりも歳を取っているのですから、育毛剤をやめると、前の状態よりも悪くなる可能性もあります。
頭皮環境がよくなったので育毛剤をやめるときも、すぐにやめるのではなく段階的に使用を少なくしていきましょう。
少なくしている状況で髪や頭皮の環境が悪化すれば、使用頻度を戻してください。問題なければ、さらに頻度を少なくしていきましょう。
育毛剤は、髪を育て抜け毛を予防する働きをしてくれます。虫歯にならないために毎日歯磨きをすることと変わらず、ハゲないために使うのが育毛剤です。
将来ハゲたくない、今以上に薄毛になりたくないと悩んでいるのなら育毛剤でのケアを継続していきましょう。
※ハゲないために予防的に使うのが育毛剤です!